2017年 8月 diary

 

 

8月31日(木)夏の終わり

大型台風が来てどんな1日になるんだって思っていたけれど、朝方の雨が上がったら次第にお日様が照ってきて過ぎゆく夏を惜しむような良いお天気になりました。急いで洗濯物をベランダに干したけど、きっと綿モノは脇の下が乾ききっていないであろうと思われます。お天気になってもどこかフェイクな感じで夏感を感じることなく仙台の夏は終わっていくのですね。なんだか刹那的・・・。

 

ということで今日で8月も終わり、クラフトフェアまで1ヶ月とちょっとになりました。今年の開催は10月の1週目の週末で6日(金)と7日(土)になります。金曜と土曜にしてから3年目になりますが、過去2回経験してみて土日だった時より人出が多い気がします。自分の生活スタイルを考えてみても金曜日は週末に向けての解放感でワクワクしてお出かけしたくなるし、土曜日は買いものに出かけることが多いですからそんな皆さんの生活スタイルが徐々に反映されてきたのではないかと思います。今年も多くの人がふら~っと遊びに来て来て下さるとイイなって思います。

 

 

時間に余裕があるわけじゃないけれどそのクラフトフェアに向けて小銭入れを作っていたら、もう少し大きいのが欲しいというお客様が多いことを思い出して新作3点、作ってみました。サイズがそれぞれ違いますが、ファスナーを開けると内側にマチを入れたのでガバっと大きく開くことが出来ます。革のサイズ感を確かめたくて何を入れるかという想定はしていないスタートでしたので(笑)気に入った方の入れたいものを入れて下されば、というアバウトな作品です。

一番上の作品と一番下の作品が馬革なのでハリがあって柔らかくしなやかな革なのでお財布としてもカードケースとしても使えます。真ん中の白の革は牛の型押し革なのですが、サイズ感がメガネケースにピッタリでペンケースとしても使えるかなと思います。ですが、内側にもピッグスエードを使用しているのでワタシ的には使っているうちに汚れてしまうものを入れるにはちょっと惜しい気がします(笑) 

 

 

少しづつ生活も落ち着いてきてじっくり取り掛かる体制が整ってきましたが、様々なことを経験して創作に関する想いに変化が出てきたように感じています。まだ気持ちをかみ砕いた言葉にすることはできませんが、言えることは、何が必要で何が不要なのかを見極めなければならないということ。創作に関しても自分のことに関しても私的なことに関しても見極めたい。具体的に何を?というわけではないので模索中ですがこれから先のことやいまの事、もっともっと考えて、いろんなことを精査していかなければいけないと思っています。

昨年の自分より大人になったのかもしれませんね。

人生の先を見据えることはいまをどう生きるかにつながることだから、考えることはとても大事なことです。だからこそ何をするべきか、いま一生懸命考えて、自分の未来につなぎたい。まずは目の前に立ちはだかる今日の夕飯の献立を考えながら前に進むとします。

 

 

 

 

 

8月22日(火)晴れのち雨のち晴れ 

ず~っと雨が続いていましたが、今日は少しだけ晴れましたね。ちょっとだけジメジメした気持ちも吹っ飛んだように思います。暑過ぎるのは嫌だけど雨が続きすぎると湿気がヒドくてそれはそれで地獄。気温は低いのに湿気で体調不良になるというか、ね。明日からはやっと晴れそうな仙台なのでこれで洗濯物が外に干せるぞい♪

 

今年はそういう年回りなのか解らないけれど立て続けに試練が続くフジワラ家でして、お盆に法事のため実家に帰省した際、母が段差を踏み外し大腿骨を骨折して入院するという出来事がありました。不幸中の幸いは、その場に家の息子たちがいたこと、そしてフジワラ家が居たことでしょうか。姉に連絡して救急車を手配して人手が多かったことで保険証やお薬手帳等を探す時間が短縮され何とか無事に入院までこぎ着けたのでホッとしました。後日手術をしたのでこれからは体調を見てしばらくリハビリに励むという状況です。

母は今まで大きな病気をしたことがなかったので歳をとったことを実感できずにいましたが、今回の出来事で母がいつまでも元気でいるわけではないということを身を持って教えてもらった気がします。親世代が弱っていく現実を見るのはとても辛いことではありますが、これからは予想していないことに対処する心積もりは常にもっておかないとダメだと思いました。そういう年代になったことを強く意識していかなければいけないのだと言い聞かせています。

 

今年のキーホルダーです。

下に敷いている革がワイルドなせいで作品も何だかワイルド感が出ちゃってますけど、デザインは葉っぱやお花なのでワイルドではないのです。ファンシーなデザインではあっても甘くならないところが革の良さ。逆にカッコイイ雰囲気を出してくれるところが革の大好きなところ。革ってホント、イイ。

今までにも葉っぱのモチーフでキーホルダーを作ってきましたが、このデザインをお好きな方が多くてあっという間に旅立ってしまうので今回は自分が寂しくないようにたくさん作ってみました、というのは表向きな話で本当はハギレがだんだん小さくなっていくので、しずく型に切っているうちしずく型が溜まりすぎたのでたくさん作りました、というのが正解です(笑)

いつ作っても、何個作っても、キーホルダー作りはチョー楽しいのです。

 

たくさんの出来事がありすぎて6月に開催した個展は遠い出来事のような感覚に陥っていますが、年内には(年内には)思い出の写真をアップしたいと思っていますので待っててね~。

 

 

 

 

 

8月10日(木)涼しいぞぉ~♪

小物ゾーン、張り切って作っています!

8月なのにこの涼しさがワタシにとっては神様のご褒美としか言いようがない。もうね、作業が捗って捗ってしょうがないですよ(笑)涼しいと集中力が増すので作りながらチラリと目に入った材料で次のアイデアが湧く仕組みにでもなっているかのよう。どんだけ楽しいんだよ~と心の中でツッコミを入れながらニヤニヤして作っております。(変態だね)

今回は大人っぽいブローチを作ってみようと思い、あまり創り込まないで革の素材が引き立つようデザインしてみました。(写真右)それぞれ爬虫類系なのか若干ワイルドな革なのですが、着けてみるとそれほどワイルドっていう感じでもないので活用の場が多そうな作品だと思います。

真ん中のお花的ブローチは直径7cmと結構な大きさがあり、紺や黒のシンプルなトップスを着る機会が多い方におススメです。たまにはこんなハッキリした色のブローチを付けると顔まわりが明るくなっていつもと違う気分が味わえます。ちょっと派手かな~と思っても、付けてみるとファッションにメリハリが出て自分が思っているより派手じゃない場合もあるので気分を変えたい時にはぜひ挑戦して欲しいデザインです。シンプルな黒のリュックに着けたらカワイイかも~(妄想中)

まだ制作途中の作品もありますが、今回はブルーとイエローとグリーンの3色が際立つデザインが多いですよね。この色のチョイス、個展の時に間に合っていたら今の時期に活躍できただろうに~と思いながら作っています(反省?反省?)

ワタシの場合、季節を先取りして作ったとしてもこの配色とは違ったものが生まれていただろうな、と容易に想像がつくのでこれはこれで良いんだなって思うことにします。往々にして人生なんてそんなもんですから、ね。

 

 

そろそろお盆ですね。実家に帰省するという方も遠出される方も、体調にも事故にも気を付けながら思いっきり楽しんで下さいね。やりたいことがある人は、長いお休みを利用してガンガン挑戦して下さいね。ワタシも制作を思いっきり頑張ります。楽しい夏休みを~。

 

 

 

8月2日(水)革のボタンネックレス

こんにちは。もう8月なんですね。30℃を下回る日が続いている仙台なので先月までの暑さを思うと秋が来た?と疑いそうですが、いやいやまだ8月に入って2日目ですからそれはないでしょうよ。これからが夏本番だけどこのままそっと夏は終わっていい、というのが夏が苦手なワタシの切なる願いです。

 

生活が未だに落ち着かないので、空いた時間に作業しています。

昨年このデザインの元になる作品を作りまして、個展の時に目に止めて下さる方が多かったことがきっかけでもっとたくさん作ってみたくなりました。もとになった作品はダークブラウンの渋めのものでしたが、今回はレッド・ブルー・イエロー、ベージュ・キャメルといった色のバリエーションを増やし、形を丸だったり楕円だったり、大きさにも変化を付けて制作してみました。トップはクラフトフェアに参加されている机上工芸社の湯浅さんの渋~い手作りの金属ボタン。形がひとつひとつ違う作品なのでテイストの違うお洋服に合せても目立ち過ぎない存在感を発揮してくれるはず。

試作品として自分用に赤のボタンネックレスを作ってみました。作ってみるとボタンひとつに結構な作業工程があり思っていたより手間がかかることが分かりました。しかも色別とか大きさの変化とか付けたのでけっこう面倒くさい(笑)自分の首を絞めた感が否めない作品となりました・・。トホホ

 

 

ボタンの作業に飽きたらキラキラトップを作って気分転換を図るという作業を繰り返しているうちに、10個のネックレスが完成しました。

新しいキラキラ革が今までとは一味違うテイストのデザインを引き出してくれた感じがしてと~っても満足ですっ!今までは革=ワイルドというイメージで作っていましたが、様々なキラキラ革に出会ってからは革に対するイメージが広がってワタシのイマジネーションを刺激してくれます。

作りたいと思わせてくれる材料が身近にあるということは作り手にとって本当に幸せなことだなって思うのです。

 

クラフトフェアに向かってどれほどの作品が作れるのかは現段階では未知数ですが、逆境は人を強くもするし成長もさせるはずですからここが頑張りどころと信じて前に進んで行こうと思っています。