2016年 4月 diary

4月26日(火) 生活の工夫

熊本・大分の地震も徐々に揺れの恐怖から避難生活や日常を取り戻す方向へと変わりつつあるようですね。今日の新聞(河北)に多賀城の女性が避難生活の工夫をイラストで紹介したものをツイッターに投稿したところ九州からも反響があると書いてありました。

自分の記録用として描いたものを熊本の地震(14日)を知って翌日の15日に投稿し、九州の被災者の皆さまから「目からうろこ」「プリントして配りたい」というコメントがあったと言います。そのなかみは・・・

①まな板を使わずにキッチンバサミやミニスライサーを駆使し使用後は熱湯をかけて消毒もカンタン。(コレはやらなかった・・・)

②紙皿や食器の上にラップやアルミ箔を引いて水の節約。(ママ友からの情報で後半はこのパターンで頑張りました)

③ベビー用のおしりふきはウエットテッシュ代わり、顔→体→足の順でふく。(ボデイ用のウエットテッシュを使ったり電気ポットのお湯を使いました)

④給水には2リットルのペットBを持っていくが、力の加減が難しいので500mlのペットBに移して使う。(このひと手間はアイデアだね)

⑤充電式のクリーナーは細かいガラス片を吸えて助かった。(充電式クリーナーが我が家には無かった・・・)

⑥野菜不足の頃にはペットBの水に粉抹茶を入れて飲んだ。ビタミンCが摂取できた。欲を言えば粉の青汁が欲しかった。(考えもしなかった・・・)

補足するならいつもお風呂には水をためておくと良いということかな。そのお水でトイレはとても助かったしね。電気が通るなら炊飯器や電気ポットで食事の幅がぐ~んと広がるし工夫次第である程度のものは作れます。頑張っているうちに人って必要最低限のもので生活出来るんだなってことも分かってくるから、出来ることを見つけて実行するのみ。

学校が避難場所になっているところが多いので転校する子も相当数いるようで・・・ホント胸が痛い・・・ね。東北も九州も前を向いて助け合いながら復興へ向かって頑張りましょう。行方不明の大学生、早く見つかって欲しい。

 

 

4月18日(月) 熊本・大分 地震

震度7の地震・・・。言葉を失いました。余震を合わせるともう500回を超えたと聞きました。毎日ほぼ揺れている状態なんですよね。どんなに恐ろしいことでしょう。私達も被災者だから熊本や大分の皆さまに心を寄せると、どれほどの恐怖の中で生きているのかが身に染みてわかります。1度の大地震なら日常を取り戻すために立ち上がろうとする気力は残っていても、2度、3度、という大きな揺れに見舞われると心が折れてしまいますよね。それなのに500回も身体に感じる地震が続いているなんて想像を絶します。

お怪我をされてもご無事だった方々は乗り越えていくべき方々なんだと思います。どんなに辛くとも、日本中で、そして世界が支えて下さいますので希望を失わず生き延びて欲しいと願っています。一度は希望を失った東北の私達だって日本中、世界中の人から支えられてここまで励まし合いながら乗り越えてきました。毎日の食料を確保する大変さ、ライフラインが通らない大変さは身に染みて良く分かっています。だから諦めずに出来ることをひとつひとつ乗り越えて欲しいと思います。東北に住む私達も出来ることを見つけて九州の皆さまと繫がっていこうと思っていますよ。

ガンバロウ!熊本!そして大分!1日も早く地震がおさまりますように。 

 

 

4月14日(木)  意識の変換

時計のベルト再び。

スマホ世代の息子たちは時計をするという概念がありませんでしたが、息子①が大学生になってから友達が時計をしていると聞きワタシの父親の形見の(そこそこの)高級時計を修理して使わせています。息子②も大学生になったことだし時計を使わせようと思い準備したのは超安価な時計・・・(笑)ベルトを交換したところ、気に入ったようで毎日欠かさずに付けて行くようになりました。

それにしてもこの差は何なんだって話なんですが・・・以前、先輩ママからファーストスーツは消耗品だから親が揃えてやるときは安いヤツで良いんだよ。という話を聞きました。高級なスーツや時計はステイタスを表すものだから親が買い揃えてあげるべきものではないという先輩ママの話に感銘を受け、門出をそれなりにと思うのは親として自然な事だと思っていた自分は目からウロコの話でした。それからはとても気が楽になり、息子②のファーストスーツも実用性を兼ねたツーパンツ付のスーツにしたし、時計もしかりでまったく気負うことがなくなりました。

考えてみれば確かにそうだ、って話なんだけど、現実は子育ての意識を客観的に変換するタイミングが無かったように思います。新人が上司より明らかに高価なスーツを着ているっていうのも変な話ですもんね。頑張って働いたお金で良いスーツを買いたいと思うことはとても大切なことだから。ますます子ども達との距離感を大切にしていかなければいけないと思うようになりました。

そういえば・・・高級時計の「フランク・ミュラー」に大阪の会社の安価な時計「フランク三浦」が勝訴したというニュースが話題になっていますね。スゴイな~、大阪の人って(笑)

 

新しくなった”SPAL”に行って来ました~。東口を背にして撮った写真ですが、以前の通路だけだった場所が華やかで明るくなったおかげであっという間に東口まで到着するという感じでした。それにしても多くの人が往来しどこのお店にも立ち寄る人が多くてココはドコ状態でしたよ。お昼時には行列ができている飲食店ばかりだったから結局知っている人は地下の飲食街に流れている感じでした。

東急ハンズがとても楽しみだったけれど・・東京のように材料の取り扱いが無かったのでガッカリでした。しかしながら、たまにはこうして都会の空気を吸っておくのも悪くないと思いました。

その後久しぶりにパルコやアエルにも足を延ばしてみると、いまはSPALに人の流れが向いているようでそれほど混雑していませんでした。泉区の人たちは勾当台公園駅近辺で用事を済ませる人が多いので仙台駅前をブラブラするなんて本当に久しぶり。いっぱい歩けてとても楽しい1日でした。おわり。

 

 

 

4月8日(金) 新しいスタート

一昨日は息子②の入学式。幸いにもお天気にも恵まれ、とても気持ちの良いスタートがきれました。卒業式はドカ雪に見舞われてアタフタしてしまったけれど今回はバッチリの青空でホッとしました。

そういえば、三年前の入学式でも息子の友人達との再会を果たし、親子共々盛り上がったことが記憶に新しいのですが、今回も同様に息子②の親しい友人達の成長した姿に歓喜し、ママ友たちとの再会に(またしても)盛り上がってしまいました。しかし、帰り際に同大学生と思われるスーツの青年が1人で歩いている姿を見て他県から来た子なのかなと勘ぐり(笑)・・・さっきまでママ友同士で盛り上がってしまったことが(彼のことは何も知らないけれど)申し訳ない気持ちになりました。

それからもうひとつ記憶に残ったのが、子ども達の髪の色。三年前は、息子①もそうであったように(笑)金髪や赤髪など規制からの解放を果たした子がたくさんいたけれど、今年はなんと!金髪の子を見たのはひとりだけだったのです。ほとんど黒か茶の大人しい髪色で見た目が若干暗めという印象の入学式でした。やっぱりここでもゆとり教育の違いなのかな~って思わずにはいられませんでした。安定を望んできた親世代の教育にも相当影響されているとは思うけど、もう少し冒険する子ども達が多いかと思っていたから少なからずガッカリしている自分がいました(笑)逆を言えばリスクは避ける堅実派な子どもが多いってことなのでしょうね。これからの4年間に自分の心を解放できる経験をたくさんしてくれることを期待したいものです。

とにもかくにも、この春、ご入学・ご進学された皆さま、おめでとうございます!

 

さてさて。コチラは最新作のキーホルダーで、お客様からのご依頼で作ったものです。

ベルトに挟んで使うタイプのキーホルダーなのですが、市販されているものがあるので参考までに調べてみたところ・・・派手めのものやアメリカンなデザインが多く、普通にキーホルダーとして活用したい方には少し気が引けるデザインが多々ありました。ならば品性重視ってことで、シンプルで主張しすぎないデザインになるよう心がけて制作しました。

右の黒革ホルダーの金色の飾り金具はゾウでご本人が準備されたもの、左のキャメルのホルダーについているのはパーツ素材の小さな蜘蛛がいる蜘蛛の巣です。小さいからそれほどグロくもないし、インパクトがあるのでカワイイのです。

それにしても・・・いつもついつい大きくなってしまうキーホルダーとは違い、こういうデザインはワタシにはかなり新鮮~。

 

 

 

4月1日(金) 1年生と4年生

3月の山場を乗り越えて生活がひと段落。おかげ様で息子②は今月から息子①と同じ大学へ通うことになり、志を共有しながらまた新たな生活をスタートさせることになりました。サポートや入学準備、お金のこともそうだけど重なる時は重なる的出来事もあったので、今にして思えば何とかここまで来たかという想いが強いです。これから我が家では大学生が二人になるのでこの先は未知の世界になりますが、とりあえず明けない夜はないだろうってことで家族で未知の世界を切り開きながら前に進んで行こうと思っています。

それにしても3月はホント色々な事が重なる試練続きの1ヶ月でした。長い人生そんな時もあるよねってことで。すべてを糧にしながら4月からまた通常制作に戻ってガシガシ作っていこうと思っています。

 

お気づきのようにHomeの写真も新しい作品に変わりました。外で撮影したものなので見るたびに春らしくてとても気に入っています。

作品は昨年末に仕入れた革を使ったバックがメインとなっていますが、左の写真の長サイフも同様にその時仕入れた黒革で作ってみました。黒革で作った長サイフというのはそれほど多くなかったので、今回は仕入れてきた牛革、馬革、羊革を使ってそれぞれどんな雰囲気になるのか試したくて三点たて続けに作りました。

まずは一番上が馬革です。ハリがあって軽いのにとてもしっかりしている感触です。ある意味定番な長サイフと言えるかな。息子たちはこの手触りと持った感じが一番好きと言っていました。カッチリしていて男性受けがイイのもかも。

中央が牛革。色がイイねっ!黒というよりグレーっぽい色で一目でカッコイイ革と分かります。こちらも軽いのにハリがあり、持った時の納まりがしっかりしています。コチラはワタシ1番のお気に入り。

そして下の黒革は羊革です。もうね、好きな人にはたまらない柔らかさです。昨年もグリーンの羊革のお財布は軽くてクタクタな感じが女性に一番人気でした。あまりに柔らかすぎて逆に大丈夫かなという心配もありますが、きっとこの柔らかさがオドロキと同時に触り心地がたまらんと思う方が多いのではないかと思います。こんなぐにゃぐにゃなおサイフなかなか無いもんね~。

長サイフはこの黒革三点以外にもたくさん作りましたのでお披露目できる日を楽しみにしています。自分のお財布も今度こそ新しいものに変えようかなと画策中~。