2015年 5月 diary

5月29日(金) 変化を楽しむ

気が付くといつも週末。何かに集中していると毎日あっという間に過ぎちゃいますね。地味で変わり映えしない毎日なんだけど作品が完成するたびそれなりにとても楽しんでいる自分がいます。結局ひとりで時間を過ごすことを楽しめる人間になれたってことなのかな・・・(笑)

 

先週放送されたSWITCHインタビューを録画して見ていたら鈴木京香さんがギャラリストの小山さんを相手に『自分の好きな作家さんなんだけど、”この人またこういう作品なんだな”と思う時があって、時間の流れと(作品が)変わっていないと軽い落胆がある。好きだなと思う作家は作風がどんどん変わっていく人』という感じのことを言ったのを聞いて思わず手が止まりました。京香さんは主に絵や彫刻を手掛けるアーティストのことを言っていたのだけれど、作品を作り出す側としてはドキッとするけど納得するし見る側にしても「軽い落胆」という言葉は的確だと思いました。

小山さんもみんな歳をとっていくわけだからその歳なりの価値観があって良いし芸術家は自分がどう生きたかに直結してると言っていました。確かにそうだと思いましたね。職人でない以上変わることを恐れてはいけないし苦悩することは当たり前だし、自分の人生も変わることを楽しまなきゃいけない。当たり前のことだけどそれを本当に分かっているのかいないのかで作品にも人生にも影響が出てくるってことなんだと思います。

 

ブローチが完成しました。

先ずはコチラの3点から。緑・赤・青のブローチ。イメージは木の実だったような気がするんだけど・・・完成したら木の実じゃないじゃん的な感じ(笑)しかもメルヘン。さらにイメージからかけ離れた気もして・・。3点並べるとメルヘン色が出ちゃいますが、ひとつひとつはシンプルだし大人の人が差し色として紺や黒、茶系のコートやにしてもそれほどメルヘンにはならないんじゃないかと思います。

手縫いの点線は通常縦縫いをしますが諸事情で横縫いをしてみたところ微妙に糸の具合がポッコリとして味が出たように思います。カワイイ(笑)

初めに赤が完成した時、イチゴみたいだと思って思わず緑の葉を付けたくなりましたがイチゴのブローチは違うでしょ、とツッコんでとどまった経緯がありました。あは。

で、コチラが本格的(?)なブローチ。今回はビーズを使わないでスタッツやアクセパーツを使ってみました。いつもいつの間にかデカくなっちゃうし、なんだコレ的な仕上がり(=抽象的)になってしまうので過去の雑誌等を参考にして着けやすいブローチを作ろうと考えた作品もあります。

お花の作品はあまり主張する色より洋服に馴染む色の方が着けやすいと思って彩度を抑えめにしたので白やベージュ、グレー等の洋服には合いそうです。

本当はもっと作りたかったけれどブローチ金具を使い切ってしまったのであえなく断念。なので今は違う作品を作り始めているのですが、そろそろ完成した作品たちに最後のお手入れを施して長持ちする魔法を掛けなければいけない時がやってきました。その後は事務処理をして、魔法が効かない家族には快く送り出してもらうための根回しもしておかなければなりません(笑)これからはそんなスケジュールで進んでいく予定です。地味だな~。

 

それではミナサマ、今週もお疲れ様でした!穏やかで楽しい週末をお過ごし下さいませ。

 

 

 

5月22日(金) 制作、and制作・・・

沖縄が梅雨入りしてもう梅雨のシーズンなんだと気が付きました。6月11日頃って仙台も梅雨なのかな~?ちょっと心配です・・・。

風邪を引いて遅れてしまった作業を取り戻すために最低限の家事を終わらせてすぐに作業を始める、というパターンを繰り返していたらウソみたいにザクザク完成していくのでいつもこんなだったらいいのにぃ~と思いました。いつもこんなんだったら楽チン~と思ってみたけれど・・・実は組み立て作業だけをガシガシ進めていたからの成せる業~というのがオチでした。

そういうわけで先ずはこのブルードットバックが完成したわけですね。大きく使わない差し色ブルーの革を本体にして白のドットを大胆に散りばめてみました~。

自分で使えるか?と言われると本当は年齢的にキツイのかもしれないけれど、イメージとしては黒のワンピや黒のファッションを身に付けた時には差し色に使える~と思います。黒のワンピを着てこのブルーのバックを持って黒ソックスに赤の靴を履くか赤のソックスに黒の靴を履く。。。考えただけでスタイリッシュでワクワクしちゃいます。

で、話はバックに戻って。裏地はこんな感じにしました。ブルーと白の2色使いの柄物で絵は鳥と植物のテキスタイルです。この柄を選んだのは布地に使われているブルーが好きだったことと絵柄が可愛過ぎなかったところ。ブルー好きの人に見つけてもらえると嬉しいな。

このブルーの革、牛革のワックスなんですが写真で見るとプラスチックみたいと思いました。ツルツルしていて軽いのですがその素材感が汚れを寄せ付けないし雨も浸透しにくいのでけっこう丈夫な革なんです。ちょっと派手かもしれないけれど熱い夏を乗り越えていくための心意気みたいなものを託したので夏はやっぱりブルーが好きという方はぜひ実物をチェックしてみて下さいね。

 

さぁ、そしてコチラが夏仕様のパッチワークショルダーのバックです。3個完成していますが、今回はこの2つのバックをご紹介します。

ひとつは初めて使ったベージュの牛オイルの革です。見た目よりやや重量を感じる厚手の革です。ワタシ的にはオールシーズンイケると思うバックで黒や紺、緑の暗めのコートにはかなり映えると思うのです。逆に茶系のコートにはショルダーのパッチワークが幼さを出してしまうかもしれませんね。

もうひとつの緑のバックはとてもとても軽いです。緑が好きなお客様が多いので今回も緑バックは外せないと思っていましたが、やっとオールグリーンで使う事ができたのでとても嬉しいです。すぐキズが付いてしまうタイプの革ですが消えるのも早いというオイルヌバックの革でして、若干起毛しているので乱暴に扱うほど味が出るというか、グシャグシャにしてシワを出すと味が出やすいというか、とても不思議な革です。カジュアル志向の方におススメかな。

そんな感じでここまで新作バックをガシガシ作ってきましたが、20個以上は展示できるというメドが付いたので、再び小物を作ろうかなと考えています。何を作るかは未定ですが作り始めるとハマってしまうブローチかアクセサリー、または男性用の長サイフも・・・考えているとキリが無くなるので手の動く方向に心を合わせていこうと思っています。

週末もお天気が良いとイイですね。楽しい週末をお過ごし下さいね~。

 

 

 

5月12日(火) 温かい気持ち 

週末、1年ぶりの風邪でダウンしました。鼻と喉が痛くなるパターンの風邪で今回は熱も出てしまいました。きっとGWの疲れですね。やることが多すぎたから神様がここらで一息。。。と導いてくれたのかも。ずっと寝てばかりでヘロヘロだったのでちょっと調子が良くなったと感じた時に作業の続きを始めたところ全然しっくりこない仕上がりになってしまい、こんなことなら復活するまで手を付けるんじゃなったと大反省。トホホ・・・。心身ともに健康じゃないと作品も輝かないのだと思い知らされました。

そんな中、ミルフィオリさんからとても、とても、嬉しいご連絡を頂きまして頑張るエネルギーを頂きました。まずはミルフィオリさんでフジワラ作品と出会って下さったたくさんのお客様に感謝申し上げます、ありがとうございました!

それぞれの作品との出会いにはエピソードがあるかと思います。毎回ミルフィオリさんがどんなお客様が気に入って下さったかということをお知らせくださるのですが今回は馬革の長サイフの出会いに鳥肌がたちました。写真下の男性用の長サイフなのですが、初めて作品をご覧になられた方が気に入られてご主人へのプレゼントにするためにお買い上げ下さったとのこと。自分のためではなく愛する人への想いを伝えるためのツールになったことが何とも言えず嬉しかったです。ご主人が喜んでくれていると信じて(笑)ワタシも仙台から感謝の気持ちを精一杯送らせて頂きます!ありがとうございました~!

この馬革はとても薄くて軽かったので耐久的な不安もあり二重にして丁寧に手縫いをした思い出の作品でしてワタシ自身この馬革の手触りと色合いが大好きでした。長い間置いて下さっていたので内心出会いが訪れるのか不安でしたがご報告をいただいた時にはやっと出会うべき方に見つけてもらったのね~と思い、嬉しいのとホッとしたので泣きそうになりました。

大きい小さいに限らずどの作品も自分で考えながらコツコツ作っていますので、作品の写真を見るだけで格闘していた頃の状況やその時の想いを一瞬で思い出します。ワタシにとって作品は生みだすという感覚ではなくちょっと変かもしれないけれど同志的感覚が強いかもしれないです。

 

 

5月8日(金) ドットバック完成~♪

閃いたデザインはほとんど勢いで作ることが出来ます。完成するといつも勢いって大事だなと思うのです。まぁ思った形にならなかった時はガッカリ・・って時もありますが技術が追い付いてきた今はむりやり(笑)イイ感じに持っていけるようになったので、閃いた時のイメージとテンションそのままで実物を見ることが出来るようになり完成後もひとりでキャーキャー騒いでおります。ぷぷぷ。

でもこうしてみると一番下の写真よりちょっと大人っぽくておすまししているような印象になったのかも。小物がカジュアル過ぎるとファッションもカジュアルやスポーティーなファッションにばかりフィットしてしまいますからちょっとおすまししているくらいの方がチュニックスタイルやシンプルスタイルにも取り入れやすいと思います。今年は白ファッションが流行しているようなので夏のチュニックスタイルにはオシャレ度をグッと上げてくれそうなバックになったんじゃないですか、コレ。

で、今回はこの個展のために準備した裏地が数点あるのですが、個人的に前回のクラフトフェアで多用した手書き風ドットが好きだったのでその手のテキスタイルを中心に探していたところ更にランダムな手書きドット柄を見つけたので思わず黒白バージョンを即買いしていました。

というわけでこの裏地をチラッとお見せするとこんな感じ。ポケットは大胆に30cmのファスナーを使って大きく作ってあります。いつも20cmのファスナー付ポケットって意外に入らないのね~と思っていたのでこのくらい大きいとポーチ的感覚でバック内を整理することができますね。他にポケットは外側裏に大きいのが2つ付いています。スマホやイクスカ、リップ等しっかりホールドできるので使いやすいはず。

何よりこのバックがお気に入りなのは軽さですよ。チョー軽いですから実物を見て驚いて下さいね(笑)

 

 

5月8日(金) ラザニア

ちょっと前の話ですがお世話になった方にプレゼントしようと思い近くにオープンしたスタバに出かけついでにお昼ご飯用にラザニアを購入しました。ラザニアは一時期ブームだったのかどこに行っても冷凍食品で置いてあったように思いますが最近は小麦粉やチーズ等の値上げで見かけることが少なくなっていました。

そんな時、食べることが大好きな息子②が突然閃いたのかラザニアが食べたいと言い出しました。一から作るとなると結構な時間と労力と材料費がかかるし頑張って作っても食べるのは息子②と母だけで舌の成長が遅い父と息子①は拒否るに違いない。と返すと「確かに」という返事。そんな会話があった矢先のスタバでの出会い。息子②にも半分食べさせようと思って購入しましたが温めなおしたら(予想通り)ぺロっと食べてしまったのでこれは証拠隠滅をせざるをえないと思い今も心の中で懺悔中。

ちなみにこのラザニアはしっかり味の企業秘密的スパイスが効いたミートソースととろ~りホワイトソースに挟まれたパスタ生地が柔らかく家庭では出せない味だと思いました。美味しかったけれど・・・やっぱり材料費の高騰をうかがわせるお値段でしたので息子②にサプライズ~で食べさせてあげるのはもう少し先になるかもしれませんね。

そして←このケーキは息子②がワタシの誕生日に学校帰りに買って来てくれたものです。しかもショートケーキを8個も買って来たので家族で驚きましたが、さらに驚いたことにこの日は夫が仕事を早めに切り上げてホールケーキを買って来てくれたのです。

ケーキのまるかぶりなんて今までありませんでしたから初めてのことに家族全員が苦笑いをするという微妙な空気が・・・。独自の感性を放つ息子①は座りっぱなしのワタシを気遣って長時間座っても疲れないというクッションをプレゼントしてくれたのですが、三人とも「これで母の日はナシね」と言いながらくれました。同じこと言うならケーキも打ち合わせしてくれよって話でした。

 

 

5月6日(水) 後半戦はカラフル~♪

こんにちは~。GWも今日が最終日。明日からのお仕事に備えゆっくりされている方が多いかもしれませんね。

ワタシは今年も相変わらずの息子達のサポートで終わりです・・・(笑)一番の遠出は東松島への送迎でしたがそれ以外にも高総体が近いこともあって定期戦や練習試合などの送迎がありゆっくりというわけにはいきませんでした。途中、姉&姪っ子達がオ―ヴォを見るついでに我が家に寄ったのですが・・・サポート時間とダブってしまい右往左往したおかげでどっと疲れが・・・ということもありました。高校生の息子②は6月の高総体が終わると部活動を引退しますのでそれまでは思う存分頑張れるようこちらもサポートを頑張らないといけませんね。同じ中高生を持つご家族の皆さん、頑張りましょうね~。ふう。

そんなバタバタな中でも時間を見つけてはコツコツ作業を進めていたので小物も少しづつ完成しています。先ずご紹介するのは昨年のクラフトフェアでも盛り上がったショルダー部分のパッチワークです。今回は夏用のバックなので比較的パンチのある色味を使い、色が沈まないよう意識しながら作りました。キラキラ革がテンション上がるというお話がありましたので今回は多めにデカく使おうと決めていましたが、あまり使いすぎるとただの派手好きと化しますからその辺はほどほどに、ってことで。

完成したベルトはこの写真とはまた一味違うテイストになりましたのでそれに合わせてこれからバック部分を作る予定です。

ハイ、そしてコチラはお馴染みのキーホルダーですね。今回は展示会仕様で限定20個つくりました。コチラのテーマは大好きなドット。過去にもドット柄に挑戦しましたが手縫いがとても大変だったので挑戦するべきか迷いまいましたがDMに使ったバックの色をキーカラーにして白黒赤のドットを作ったら思っていたよりすんなりと作品に昇華することができました。他15個はビックリするほどキラキラで(笑)テンションが上がりますよ~。

ということで、今回はキーホルダー20個のみの展示になります。

4月末ごろから一気に暑くなったのと、上記のキーホルダーのデザインをアート色の強いものにしたせいで大きいドットをあしらったバックを作りたくなってしまいました。順序的にはパッチワークベルトのバック部分を作ろうと思っていたのに、どうしても閃いちゃったから作るしかない!状況で、もうね、ドットを切るだけで楽しくなっちゃって、完全にハマった感アリ。あはっ。

コチラのバックはまだ完成して無いけれど、クロの革でショルダーを合せてみたらビンゴ!な気がしたのでこのまま完成させますね。ちなみに裏地も白黒の手書き風ドットを使おうと思っていて・・・ダメだ、考えただけでテンションが・・・あがる・・・ヤバいです。

うぅ~~、しばらく色違いでドット柄バックを作りそうです、ワタシ。